Kudan株式会社 | Kudan Inc.

最新ニュース

NEWS

【ブログより】人工知覚(AP)と人工知能(AI)

2017.12.07 INFORMATION

人工知覚(AP)と人工知能(AI)

 

AI(人工知能)は、コンピュータ産業界で長年、研究開発されている分野である。AIによって、コンピュータがまるで人間と同じようにものごとを理解し、考えられるようになると思っている人が多いが、実は、人間の脳の半分の機能しか果されていないという事をご存知だろうか?

人間の脳は右脳と左脳と2つに分かれていて、それぞれが相互に情報伝達を行っている。現状、バーチャル世界でAIが理解できている大半の部分は、機械学習やディープラーニングといった「学習」に関するもので、論理性を司る「左脳」機能にとどまり、感覚を司る「右脳」の機能までは未だカバーされていないのだ。

一方で、「右脳」の役割もとても重要で、空間を認識・把握する能力や、身体の感覚(五感)など直感的な機能を担う。この未開分野である右脳機能のことを、KudanはAIに対して、AP(Artificial Perception)「人工知覚」と呼んでいる。

では、なぜこれまでAP(人工知覚)がAIの主要アプリケーションの中で見過ごされてきてしまったのであろうか。理由は、これまでコンピュータは外界の情報を捉える為に、大部分をセンサに依存しすぎていたことにある。
GPSや深度センサ、カメラなどのセンサの進化はめざましく、より精度が高くなり、いまや人間のもつ感覚機能を上回りつつある。一方で、直感的な感覚機能をもたらすコンピュータの能力については、まだ重要視されていない。

AI(人工知能)のもつ本当の潜在能力への理解は、かつてデータや情報の処理がコンピュータのメモリとプロセッサの能力にのみ頼っていたのと同様のプロセスを辿る。
つまり、決められたプログラムにより、データ処理はより高速に・高精度に進化してきた一方で、「コンピュータに学習させる」という点については、以前は、注目されていなかった。しかしながら、昨今のデータ処理はかつてない飛躍を遂げており、ビッグデータ関連の人であればお分かりかと思うが、これはAIの能力・重要性が認識され、発展してきたことが大きく貢献している。

今後、AP(人工知覚)の領域でも、コンピュータが「知覚」し「理解」できるという能力が明らかになってくれば、同様のパラダイムシフトが起こりうるであろう。人間の脳は、右脳と左脳の2つが相互に補完しうる関係であるという事が明白である以上、AIが進化すれば進化するほど、より優れたAP(人工知覚)へのニーズが高まることは間違いない。

例えば、画像分類は、AIの重要な機能の一つではあるが、未だに2次元画像認識にとどまっており、人間が日々行っている、現実世界を空間把握・認識する能力はフルに活用されていないのが現状である。

今後、AIが進化するにつれて、AIは主要な要素が欠けており、AP(人工知覚)こそがその穴を埋めてくれるということが、次第に明るみになってくるであろう。
Kudanはセンサの研究開発をするのではなく、AP(人工知覚)のソフトウェアアルゴリズムにフォーカスしており、コンピュータサイエンスと応用数学を駆使し、産業界を飛躍させるようなムーブメントをおこしていきたい。

<English Blog>
https://www.kudan.eu/kudan-news/artificial-intelligence-artificial-perception/